外からの冷え対策に、窓ガラスに貼る断熱フィルムの効果と、実際に貼る場合のおおよその費用をまとめました。
photo by Mario Antonio
目次
断熱フィルムとは?
室内の窓ガラスを断熱仕様にするにはいくつかの方法があります。断熱効果が期待できる二重窓にするか、断熱効果のあるサッシに変えるか、窓ガラスに直接張り付けるタイプの「断熱フィルム」を貼る等の方法です。
「断熱フィルム」は、窓に直接張り付けるタイプの断熱材で、両面テープで張り付けるものが多く取り付け方が簡単なな事が特徴。
また断熱フィルムよりも安価で購入することのできる断熱シートというものがありますが、霧吹きなどで窓を少し濡らし張り付ける「水張り」という方法で貼っていきます。
断熱フィルムは、そんな断熱シートよりも透明度が高くドライヤーなどの熱を使って違和感なくキレイに張り付けることが可能です。
断熱フィルムの実際の効果
簡単に取るつけられる断熱フィルムですが、実際に断熱フィルムを使用することで下記のような効果が期待できます。
- フィルムの断熱性能が高く、外の気温の影響で室内が寒くなることを防ぐ
- 万が一窓ガラスが割れてしまった時、ガラス飛散防止になる
- 赤外線や紫外線を90%以上カットしてくれる
- 西日の入りがやわらかくなる
- ガラス面の温度が約5度~6度下がる
- 窓ガラスと断熱フィルムの間に薄い層ができるため二重窓構造のような効果がある
- 窓の凍結や結露対策でカビ防止効果がある
このように寒い冬場の断熱効果はもちろんのこと、西日の強い夏場でも冷房の効きを妨げにくいため、エネルギー消費が緩やかになり節電効果も期待できます。
また、ガラス飛散防止やカビ防止効果によって、お年寄りや小さな子供がいる家庭の安全性を高める意味でも活用する事ができます。
断熱フィルムの相場
断熱フィルムの多くは幅が90cm、長さ180cm、暑さ0.025mm程度の大きさが主流です。価格は1枚当たり約1,300円~1,800円程度が相場となります。
ちなみに、断熱フィルムと一緒に、断熱カーテンなども併用する事で、より高い断熱効果が期待できます。

