天井から雨漏りがしていしまう代表的な原因と、それを直すための対策方法。また必要な費用についてもまとめました。
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天井の雨漏りの原因はなに?
天井から雨漏りが起きた際に、多くの人は「屋根にひびが入って隙間ができた」と思うかもしれません。
ただ、瓦やスレートなどは「表面材」といって、下にある素材に水が通らないようになっているだけの構造です。
ですので、一番の原因は、表面材の下にある「ルーフィング」等が破れたり割れたりする事が大きな要因となっています。
表面材にひびが入ったり割れたりすると、このルーフィングに水が侵入し、本来雨が入らないようになっている素材が劣化してしまうという事。そのため、天井からの雨漏りが起きた場合の多くの原因はルーフィングの劣化にあると言えます。
このルーフィングというのは、通常ならば20年以上は持つと言われていますが、状況によっては劣化が早くなってしまう事もあります。そのため、年数が経っていなくても雨漏りが発生する事もあるのです。
対策方法は?
対策の方法としては、自分で行う応急処置と業者に行ってもらう修理があります。
自分で行える応急処置は、天井をブルーシートで覆う方法や、防水テープを使う方法が一般的ですが、慣れない高所での作業という点でも、通常は避けるべきでしょう。
業者が行う修理は、ひび割れていたり隙間ができている部品を取り除き、新しく付け直す方法が主流です。
ただし、表面を直しても問題なのはその内部の場合も多いもの。
水が通っているのでカビが生えたり、水を吸って脆くなってしまっている可能性もあります。被害が深刻化する前に。業者に内部もしっかり見てもらい、確実に修繕してもらう事が大事。
どれぐらいの費用がかかる?
天井の修理にかかる相場は、スレートや瓦の交換は1枚当たり1~2万ですみますが、漆喰や棟板金の場合には30万以上、ものによっては100万近くするものもあります。
基本的に雨漏りの修理はお金がかかるもの。ですが、原因をはっきりさせ、二次被害が出ないように内部までしっかり修繕してもらい、後々、無駄な出費が増えてしまわいないようにする事も大事です。

