リフォームで「手抜き工事」が起こってしまう原因と対策方法

テレビや新聞でよく目にする「手抜き工事」。なぜ「手抜き工事」は無くならないのでしょうか。今回は「手抜き工事」が起こる原因と対策についてまとめてみました。

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目次

リフォームの手抜き工事の原因(概要)

手抜き工事が行われてしまう原因は実に様々。

「提示された予算内で工事を行うには多少の手抜きが必要だった。」や「業者の金儲けのために行った単純な手抜き工事」、「依頼されているか所を解体すると、柱や土台がかなり弱っていたがそこまで補修すると費用がかさむので、見ないふりをした手抜き工事」などが上げられます。

また、工事を依頼する側と業者側の認識にずれがあったため、結果的に手抜き工事と思われることもあります。例えば、壁のリフォームを依頼した際、必要であれば壁の強化補修までお願いしたかった依頼者に対し、壁の強化補修の必要性が無いとあまく判断し、依頼者に何の説明もなく壁塗装を進めてしまった。という事例もあります。

『必要であればお願いしたい』という依頼者の気持ちの重みと、それを受け取る業者側の重みに差が生じてしまい、業者は簡単に必要はないだろうと判断してしまったのです。

また、業者側の経験不足や知識不足によって起こる手抜き工事もあります。どのような手抜き工事にも原因や要因はあり、工事を依頼する側である私達も前もってある程度の知識を入れておくことが重要です。

手抜き工事の対策

手抜き工事の対策で一番苦労するのが「信頼できる業者選び」です。業者選びで失敗してしまうと後にトラブルが起きたり不満が起こってしまうことが多いのです。

業者選びでは、はじめから1社に絞らず大変だとは思いますが数社の対応を見比べて判断し、下記の点に注意して決めることをオススメします。

  • 工事に対する見積りが、高価・安価すぎたりしないか。
  • 説明が分かりやすく、必要なアドバイスを的確に出してくれるか。
  • 見積りの項目を1つひとつ分かりやすく説明してくれるか。
  • 契約を急かすようなことはしないか。
  • 業者の得意分野が依頼するリフォーム工事内容とあっているか。
  • 知識や実績が豊富にあるかどうか。
  • 質問したことにしっかりと的を得た答えを出してくれるか。
  • 工事後のメンテナンスが充実しているか。

「信頼できる業者選び」の他にも対策方法はあります。例えば、リフォーム工事途中の現場に自分自身もちょくちょく足を運び写真を撮ったり、普段は見ることのできない内部の作りを確認することで気付くことがあると思います。

また、何度も足を運ぶことで請負業者も下手な仕事ができなくなる、つまり、手抜き工事を抑制する効果があるということです。

もちろん毎日現場に足を運ぶことは難しいと思いますが、家族を守る大切な住宅のことです。出来る限り自分でできることも行いましょう。

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