リフォームで断熱材の設置時によくある手抜き工事と対策方法

快適な暮らしを求めたり、節電を試みて住宅の壁や床などを断熱仕様にリフォームする人が増えています。しかし、このようなリフォームで手抜き工事による被害が増えているのも事実です。

photo by Darron Birgenheier

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断熱材を設置する時の手抜き工事例

断熱材を仕込める場所は家中数多くあります。

壁や床、天井、窓、浴室、トイレ…。様々な場所を様々な工法で断熱リフォームを行うのですが、中には手抜き工事によって全く断熱効果のない住宅だったり、結露が激しい部屋があったりとても迷惑な被害にあっている人もいます。

例えば、「ユニットバスの洗い場床裏に吹きかけるタイプの断熱材を仕込むリフォーム工事を依頼したが、施行がいい加減で未施工個所があるにも関わらず工事が終了した。」や、「壁にボードタイプの断熱材を仕込んでもらったはずが、隙間だらけで断熱の役割を果たしていなかった」などがあります。

このように手抜き工事は素人には分からない、目に見えない個所での工事が多く、利益優先な業者が多いようです。

また、「室内に蓄積した熱を外へ排出するような空気層が設けられていないため、室内は常に熱がこもって暑い」という声もあります。ただ断熱材を仕込むだけではかえって不快な部屋になってしまうこともあります。

断熱材をちゃんとつけてもらう「手抜き」防止対策

どのようなリフォームをする際にとっても重要なことは「良い業者を選ぶこと。」です。

  1. リフォーム業者は最低3つ程ピックアップする。
  2. リフォーム業者の得意とする分野が自分の希望にあっているか。
  3. リーフォーム経験や実績が豊富かどうか。
  4. 施行内容を分かりやすく説明してくれるか。
  5. 連絡がちゃんと付きやすい業者かどうか。
  6. 本社や支店が契約書通りの場所にあるか。
  7. 契約をせかさない業者かどうか。
  8. 建設業許可申請や事業者団体へ加盟がなされているか。
  9. 施行後、どのような工事を行ったか写真や図面で説明してくれるか。
  10. リフォーム後も何か問題があったら対処してくれるか。

上記10点に気をつけましょう。業者を3つ以上ピックアップすべき理由は、いくつかの業者の対応や見積りを比べより自分達にあった業者を見つけるためです。

リフォーム業者には得意とする分野を持っているところが多く、その得意分野をしっかり見分けることで依頼したいリフォーム内容に適しているかどうかの判断ができます。

また、悪徳業者といられる業者は、工事の契約を急かしてきたり契約書に記せられている住所に、本社が存在しないということも考えられます。

「おかしいな」と思って後から連絡しても時すでに遅し。連絡が付かず散々な目に合うということも実際に起こっています。

さらに、工事終了の説明時に工事内容を写真などでしっかり説明してもらうようにしてください。これは工事が始まる前に依頼しておくべきです。写真を見てしっかりした工事がなされたかどうかを自分の目で確かめるのです。

このように、リフォーム時には「良い業者を選ぶこと」に加え、自分でも最低限の知識を頭に入れておくことが手抜き工事をされない秘訣となります。

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