シックハウス対策で実際に必要な「換気の回数」と換気方法

健康被害を引き起こすシックハウス症候群。この対策方法としてメジャーなものが換気ですね。実際に換気を行うとしたらどの程度換気を行ったり、どのように換気を行ったりすればいいのでしょうか。

 

目次

換気の重要性

シックハウス症候群の原因となるものは、ハウスダストやダニ、カビや結露など様々なものがあります。これらすべてに共通して行える対策というのが「換気すること」です。

換気が不足しているとその分部屋内の空気が原因物質で汚れやすくなります。換気を適切に行う事は先述した全ての原因に対応できるため、シックハウス対策として最も有効な手段という事に。

建築基準法の中にも居室の24時間換気が義務付けられている事からも、換気がいかに重要かわかって頂けるでしょう。誰もが手軽に行え、即効性のあるものなのでこれほどシックハウス症候群対策として有用なものはないでしょう。

必要な換気の回数とは?

必要な換気回数というのが、実は建築基準法によって定められています。空気を清潔に保つために一時間のうち何回換気を行う必要があるかが示されています。

出典:https://www.cbl.or.jp/info/file/kanki-m1.pdf

これは住居だけでなく学校などのあらゆる建物に義務付けられていて、この換気回数を満たす設備が備え付けられていなければいけない決まりとなっています。

建築基準法が改正された後は24時間機械で換気がされるシステムを付ける義務ができました。一般住宅ではこれを常につけて最低でも一時間に半分の部屋の空気を入れ替える必要があるとされています。

部屋の広さや人の多さによって必要な換気量・換気回数は変わってくるので必要最低限の換気を怠らないように、空気が換気できていることをしっかり確認しておきましょう。

有効な換気の方法とは?

換気と一言で言っても、部屋の空気全てを入れ替えるのは案外難しいものです。ちょっとしたコツがあるのですが、実践するとしないとだと効果が大きく変わってくるので、その方法を知らない場合には是非実践してみて下さい。

窓を開けて自然換気をする場合には、1ヵ所窓を開けるのではなく対角線上に2ヵ所開けた方が空気の抜けが良くなり換気効率が向上します。

また、その空気の流れを邪魔しないように家具を配置したり扇風機を使ったりする事も有効です。

機械換気をする場合には、空気が沢山空気が入ってくるように工夫しましょう。実は吸気口は大きく開けるよりもちょっと開ける程度の方が空気の流れが良くなります。

この2つの換気に共通して言えることは、空気の流れを大切にする事です。どこから空気が入ってどこに空気が抜けて行くのか、それを意識する事によって換気効率が改善されます。

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