部屋の雰囲気や快適さを大きく左右するカーテン選び。近年、様々な機能が取り入れられたカーテンが数多く商品化しています。その中でも今回は断熱カーテンについて紹介します。
photo by Marcus Hansson
断熱カーテンとは?
通常のカーテンに比べ、断熱カーテンは糸を密度に織り込み生地に厚みを持たせることで、室内外の空気の流れや音を通しにくくしています。
それにより、室外の温度が室内に入り込まない断熱効果が期待でき、冷暖房の効き目が良くなるため一年中の節電にもつながるというカーテンです。
朝から夕方まで仕事や学校で家を留守にする家庭も少ないと思いますが、夏場は特に帰宅して家に入るとむわっとした嫌な温度の空気に包まれた経験があるはず。
そんな嫌な暑さも断熱カーテンを使う事で改善してくれます。冬は冷たい空気をシャットアウトし、暖房器具の最小限の稼働率で部屋を温めることが可能です。
断熱カーテンの実際の効果
上でも説明したとおり、遮断カーテンは窓を通して流れ込む外気をシャットアウトする効果があります。その外気に含まれる熱を遮断することにより、室内の温度を一定に保ちます。
実際には、下記のような効果が。
- 外気を遮断することで冷暖房の効き目を良くする
- 外の光を通しにくくなっている
- 防音効果が期待できる
「外の光を通しにくい」と、夜中に外の光が室内に入り込むことを防ぎ安眠効果につながる上に、西日の強い光を和らげる効果も。
「防音効果が期待できる」では、空気の流れを遮断する程の密な生地でできていますので、車や電車の音または道路工事や建設工事の音を緩和させてくれる効果が期待できます。
小さな子供がいる家庭では、普通のカーテンに比べて「日中でも静かなので、子供を寝かしつけやすい」との声も。
断熱カーテンにかかる費用
遮断カーテンは、サイズや用途によっても値段は様々ですが、一般的なリビングのカーテンは幅100センチ高さ180センチ~200センチ程が2枚組で金額6,000円~10,000円程度となっていて、販売店によっては5センチ間隔でのサイズ調整を行ってくれるようです。
また断熱カーテンと同様に、冷暖房効果アップと結露防止に最適な「遮断カーテンライナー」というものがあります。
遮断カーテンライナーとは、ビニール素材でシャワーカーテンのように半透明になっており、普段使っているカーテンの内側に設置することで冷気や外気を防ぐとともに、室内の冷暖房機器の効き目をアップさせることができます。
半透明になっているため外の光を取り入れることができ、日中の部屋の中を明るく保つことも可能です。
「今あるカーテンの柄が気に入っている」等の場合は、こういった素材を活用する方法もおすすめです。

