マンションなどの集合住宅に住んでいると、必ずと言っていいほど気になるのが音の問題ですね。
特にお子さんがいる家庭では歩く音やものが落ちる音が、階下に思っている以上に響いている事もあります。
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マンションの床を防音にリフォームする方法
マンションの床のリフォーム方法は、主に2つの種類があります。1つは遮音フローリングにする方法、もう1つは二重床工法という方法です。
前者の遮音フローリングは、名前の通り床のフローリングを音が通りにくい、遮音性能の高いものに変える方法です。
効果は性能の高い低いによって変わりますが、性能が高いものならば生活音がそこまで気にならない程度まで軽減できます。しかし、床はかなり「柔らかい踏み心地」になってしまいます。(逆に、その感触がいいという場合も。)
後者の二重床工法は、コンクリートスラブと呼ばれるマンションの躯体から、束をたてて床を浮き上がらせて空間を作り、音が直接伝わらないようにして遮音する方法。
効果は確かにありますが、高度な技術と知識が必要なため、施工会社を見極めてしっかり相談する必要があります。
子供がいる家庭で床を防音にする時のポイントとは?
床を伝わる音には2種類あります。
1つは「重量衝撃音」とよばれ、人の足音などを指します。もう1つは「軽量衝撃音」とよばれ、スプーンを落とした音やスリッパで歩く音などのこと。
どちらをメインに軽減するかによって処置は変わってきますが、子供がいる場合には主に気になるのは、ドンドン言わせる「足音」なので、重量衝撃音を改善できる二重床工法がおすすめです。
遮音カーペットなどは、確かに防音効果はありますが、主には軽量衝撃音の改善になります。
マンションの床の防音リフォームにかかる費用
計量衝撃音を軽減させる遮音フローリングの場合、15坪の広さの場合約100万円ほどかかると見積もっておくと良いでしょう。
また二重床工法の場合は、施工会社や性能の良さによって価格が変動しますが、数100万は必要になってくるレベルです。
どちらも高額になっていますが、こういった防音リフォームをする際に妥協は禁物。予算に余裕を持って自分が納得いくような会社で納得のいく内容の防音リフォームをしてもらいましょう。
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