マンションでピアノを弾く時、時間帯を気にかけていても毎日のことになるとご近所の方からのクレームが心配ですね。いつでもピアノを弾くことが出来るには、防音室を完備することで対応できます。
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ピアノの音が騒音になってしまう
そもそも音はどうやって部屋に伝わるのでしょうか。次の3つのタイプがあります。
- 空気を伝わる音
- マンションの天井・床・壁・配管に伝わる音
- 両方から伝わる音
まずマンションで防音を考える時、隣の家だけでなく上下の家に対しても考えなくてはなりません。防音の基本は、遮音と吸音の2つです。簡単に言うと、騒音となる音を小さくしたり、外部に漏らさないようにすることです。
自作で防音室を作ったという人もいますが、あくまでも簡易の防音室です。ピアノのような大きな音では音が漏れてしまい防音効果が期待されません。
あと依頼される業者によっても『音が漏れる』、『歪んだ反響音』などにより使い勝手の悪い防音室になることがあります。依頼される業者は慎重に選んで下さい。
マンションでピアノの防音リフォームをする方法
簡単に分けて定型タイプ(ユニット)とオーダーメイドタイプの2つがあります。それぞれの長所と短所をまとめました。
定型タイプ
- 長所は、短時間(最短3時間ほど)で組み立てることが出来ピアノを置いたまま狭い部屋にも対応。
- 短所は、部屋の広さや形状によっては無理。部屋に余白が出来てしまう。
オーダーメイド
- 長所は、広さや天井の高さ、防音性能・音響特性、家や部屋に合わせたデザインを自由にカスタマイズ出来る。
- 短所は、値段が高い。工事期間が約1週間ほどかかる。
これらは決して自己判断はしないで下さい。手頃なものにしてしまって、実際使用して使い勝手の悪いものになっては困ります。選ぶ時には、目的や部屋・建物の状況を依頼先にきちんと伝えることが大切です。
マンションでピアノの防音リフォームに必要な平均相場
ピアノ対応の防音室6帖での平均相場は、200万円前後となっています。相場をみて、慎重に判断することも大切です。たくさんある業者を決める基準をまとめました。
- 親身に丁寧に迅速に対応してくれる
- 防音室のレイアウトを何パターンも考えてくれる
価格が結構な値段ですし、もし合わなかった場合すぐに変更できるものではないので、業者は慎重に選んで下さい。
最初から一つの業者には絞らず、いくつか候補を挙げ見積もりや内見に来てもらうことで比較しやすいです。その対応をみて1番信頼できそうな業者に依頼することが希望する防音室をつくる近道と言えます。

