マンションで生活をしていく中で、周辺の生活音は気になる事が多いもの。
自分が思っている以上に音が隣に聞こえてしまっていたり、逆に隣が気づいていないのかとてもうるさかったり、悩む方も多いのではないでしょうか。
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マンションの床を自分で防音する方法
床の場合、足音が階下に伝わって騒音になってしまうケースが多いですよね。
特にフローリングはその音が響きやすいと言われています。特に小さな子供がいる家庭では、元気なお子様が走り回っている音が階下にとって騒音となってしまい、トラブルになるというケースも多いはず。
そんな騒音の簡単な防音方法は、下に防音効果のあるカーペットを敷くことです。
通常のカーペットよりも値は張りますが、最近は身近で手に入る事が多くなり、デザインも豊富になってきているので、お家に合ったデザインの防音カーペットを見つける事が出来ます。
もしも、それでも防音効果が足りない、という方はカーペットの下に「防音防振マット」を敷くことでより防音性を高める事が出来ます。ちなみに、防音防振マットはゴムの素材でできた建材なので効果は大きいのですが、匂い移りや色移りに注意が必要です。
予算は、防音効果のあるカーペットは6畳分のもので3万円ほど、防音・防振マットはおおよそ6畳分に必要な24枚分で4万円ほどになっています。
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マンションの天井を自分で防音する方法
逆に、階上の足音が気になっているというケースの場合は、天井に防音対策を施す方法もあります。
階上の人に「騒音対策をしてください!」と言いにくい事もあったり、管理組合に相談してもなかなか解消されない、というケースもあるかもしれません。
また、実際のところ、騒音の原因が「子供」だった場合、そもそも親自身も対策に苦労している可能性もあるかもしれません。
そんな場合に検討できるのが、天井の防音を行ってこちら側で防音対策してしまうという事です。
天井の防音には、防音材という音を吸収する素材と、遮音材という音を反射する素材を使う方法が一般的。遮音材を貼ってからその上に防音材を貼る方法になります。
予算は、吸音材に関しては材質は性能で違いはありますが、通常は一枚2~3万ほど、遮音材は遮音シートというシートを用いれば1万円代が相場です。
ただ、素人が自分で天井の防音リフォームをするのはなかなか困難で技術も必要な内容です。天井に関しては自分でやるというよりも、専門業者に依頼すべきかもしれません。
「場所別」自分でやるマンションの防音対策
マンション住まいで気になる防音対策で、それぞれの場所別のやり方についてまとめています。

