窓の防音としてよく用いられる防音カーテン。恐らく皆さんも聞いたことがあると思いますが、実際どんなものなのか、どの程度効果があるのか、どのくらいの値段なのかはわからない方も多いはずです。
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防音カーテンとは?
まず、防音カーテンというのは、音が良く吸収されるように生地を特殊な織り方にしたり、生地を複層にしたり、金属を使用した特殊なコーティングを施したりしたもの。
元々、「防音をする」という事は音を吸収する機能と、音を遮る機能の2つが必要になります。
なので、カーテンへその2つの機能を持たせたものが防音カーテンと言われます。そのため、基本的に防音カーテンは通常のカーテン以上に重くなります。
防音カーテンの防音効果はどれぐらい?
防音効果は適切な方法でカーテンを設置すれば、おおよそ50~80%の減音効果が期待できると言われています。
防音カーテンは、特に高音域の減音が得意です。話し声や動物の鳴き声などが気になる方は、カーテンを使うと大きな効果が得られます。
ただし、その設置方法に気をつけなければいけません。カーテンで遮ることが出来るのは、空気を伝わって聞こえてくる音ですので、空気を伝わってくる高音域の音を遮る際には、隙間が無いようにカーテンを設置しなければいけません。
カーテンレールの上などは良く見落としがちなポイントなので、設置する際には気を付けましょう。
また、防音効果はカーテンの重みが重いほど高くなる傾向にあります。簡単な防音機能を持ったカーテンから、プロ仕様の重厚感のあるカーテンもあるので、自分が防音したい音がどの程度か確認した上で決めるのが良いですね。
ちなみに、防音カーテンは厚みがあるため、断熱効果があります。そうなると冷暖房の効果も上がるため、節電効果も期待で来ます。防音と断熱を一挙にできるので、ご家庭によってはかなりお得なものになりますね。
防音カーテンの種類と平均相場
防音カーテンは、最近カラーバリエーションも豊富になってきていて、かつ遮光機能も備えていたりするなど、かなり多機能なカーテンが出てきています。
単純な防音効果だけでなく、デザインや防音以外のカーテン性能を求めることが出来るため、選択肢が多く、自分にぴったりのカーテンが見つけられるはず。
価格は、ホームセンターなどにある既製品ですとおよそ2万円前後、オーダーをすると5~10万円ほどになります。
もちろん、遮音の効果を高めるためにより重厚だったり、防音以外に機能があったりすると値段は高くなります。費用と効果の良いバランスを見極めて購入できると良いですね。
「場所別」自分でやるマンションの防音対策
マンション住まいで気になる防音対策で、それぞれの場所別のやり方についてまとめています。

