一般家庭のトイレもバリアフリーにする事は可能です。トイレのバリアフリー化の方法と、必要な予算についてまとめました。
photo by Anne Worner
トイレをバリアフリーにするには?
トイレをバリアフリーにする方法は、いくつかの方法があります。
既に行われているものとまだされていないものがあるので、ご家庭に足りないもので無理のない範囲で行いましょう。まず1つの方法としては、和式トイレよりも洋式トイレの方が足腰への負担が少ないため、もしも和式トイレにしているご家庭は洋式トイレに変える事も1つのバリアフリーと言えます。
続いて、トイレの床を張り替える方法です。スリッパに履き替えるような床材の場合、スリッパに履き替える動作がお体が不自由な人にとっては負担になります。そのため、クッションフロアなどの掃除がしやすく、清潔感のある床材に変えるという方法です。
予算がある場合には、トイレのスペースを拡張する方法も効果的。
介護が必要な場合や、車いすの方が利用する場合には、介護者の方の手助けが必要な時がありますね。その時には、便器前に1m以上、便器横に1m以上スペースを確保することで介護がしやすくなります。
最後に手すりを付ける方法。上記の方法をした場合にはトイレのスペースが広くなりますが、広くすると入口から便器までの距離が遠くなってしまいますよね。その時に活用できるのも「手すり」です。
L字型の手すりをつけたり、「可動式の手すり」等もありますので、利用者と相談したうえで取り付ける必要があります。
トイレをバリアフリーにする費用は?
トイレをバリアフリーにする費用としては、和式トイレから洋式トイレに変えるのは22~57万円。トイレの床を張り替えるのは2万~10万円。トイレスペースの拡張は13~32万円かかります。
トイレに手すりを付ける費用は、つける手すりによって費用が変わってきます。一般的なI字型の手すりならば、3000~12000円くらいですが、曲がる手すりだと一万円前後、可動式となると2万円以上かかる事があります。
種類も豊富なので、自分たちにとって必要な手すりの種類を吟味して購入しましょう。
トイレのバリアフリーは、最近の一般家庭が洋式トイレを採用している事を踏まえると、40万円前後が相場だと言えます。

