オール電化リフォーム時に必要な初期費用はどれぐらい?

今住んでいる家をオール電化にリフォームしたいとお考えのあなた。その前に工事費用や設備機器の費用がどれくらいかかるのかを知っておきましょう。

また、オール電化にリフォームする際、一戸建ての場合とマンションの場合では少し事情が違います。

photo by Toshiyuki IMAI

目次

一戸建てをオール電化にする時に必要な初期費用

まず、一般的に「オール電化住宅」に備えられている設備にはいくつかあります。

例えば、「IHクッキングヒーター」「エコキュート(給湯機)」「床暖房」「浴槽暖房乾燥機」「食器洗浄機」。その中でも「IHクッキングヒーター」「エコキュート(給湯機)」の2つは最低限の設備として備えています。

一般的な一戸建ての電圧は通常100ボルトとなっていますが、オール電化にするためにはもう少し余裕を持つため200ボルトの電気配線が必要で、合わせて屋内配線工事も行わなくてはいけません。

また、「IHクッキングヒーター」と「エコキュート(給湯機)」を取りつける際には、本体の金額以外に、元々あったガス台の処分やガス閉栓工事、専用回路配線工事などといった工事費も。

設備機器の規模やスペックにもよりますが、初期費用は工事費込みで60万円~100万円程度です。

マンションをオール電化にする時に必要な初期費用

マンションでのオール電化リフォームには少し問題があります。

マンションの場合電力配分が決まっているため、特定の世帯に特別多くの電力を供給することができない場合が殆どです。

また給湯機も、ガス給湯器から電気温水器やエコキュートに変える際、難しくなりやすいポイント。

電気温水器やエコキュートはガス給湯器に比べサイズが大きく、設置場所の確保ができない可能性もあります。電気温水器やエコキュートのサイズは「大きな冷蔵庫」ぐらいの大きさがあります。

※新しく建設されたマンションであれば、始めから200ボルトの電力が配電されているところも徐々に増えてきています。

その問題をすべてクリアできた後には、さらに管理組合の承認も必要となってくるでしょう。

これらの条件をクリアする事でオール電化リフォームにとりかかる事ができます。費用については、一戸建ての場合と同程度で初期費用は工事費込で60万円~100万円ぐらい。もともと200ボルトの電圧であれば20万円~40万円程度が相場です。

マンションのオール電化リフォームを依頼する場合、事前に現在の電圧の確認、個別に電力供給ができるかどうか、給湯機の設置場所が十分に確保できるか?などなど、一戸建てのオール電化と比べると「確認ポイント」が多くなってしまう事が特徴です。

▶関連:「オール電化」にした時の光熱費はいくら?ケースに別で比較

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