冬場に多い、結露によるトラブル。結露は窓や壁、天井などに多く発生しますが、実は床も結露が起こることがあります。今回はそんな床の結露について調べてみました。
床に結露が起きる原因
水蒸気をたくさん含んだ暖かい空気が何らかの理由で冷やされると、含んでいた水蒸気が水に変わる現象が起こります。それが結露となり、住宅の壁や窓、天井などを湿らしたり濡らしてしまいます。
床に結露が起こってしまうのは、主に次のような原因が代表的です。
- フローリングが床下からの冷気を通してしまっている。
- 室内にある植物（観葉植物）から水分が蒸発している。
- 暖房器具のタイプによって水蒸気が発生している。
- 洗濯物を部屋干しすることで湿度が高くなりすぎる。
リビングや部屋の中のような、人が常にいる空間のフローリング材は断熱タイプが使わている事が一般的。
一方で、廊下等の床材には「合板だけ」等、簡素的な作りをしている事もあり、冷気を通しやすく結露が発生しやすくなっています。
室内にある植物からは微量ながらも葉や土かに水分を含んでいます。特に日の当らない場所において育てている場合は水分を多く保つことができます。そんな植物が、暖房器具などによって温められるとその水分が蒸発し結露の原因になります。
また、暖房器具は灯油やガスのファンヒーターですと、燃料を燃やす際に多くの水蒸気が発生するものがあります。そんな水蒸気は冷たい壁や床に付着し結露となってしまいます。
洗濯物を室内に干すのも同じように結露の原因になります。洗いたての洗濯物には水分がたくさん含まれます。その水分が暖かい空気で水蒸気となり、冷たい床や壁で結露となってしまうのです。
このように、結露は温度差と湿度によって発生し、壁や窓、天井や床のシミやカビの原因になるのです。
床の結露の対策方法
様々な結露に対する対処方法には「換気する」事が最も手軽で効果的。室内に湿気が多くこもってしまうことを避け、結露の原因を根本的に防ぎます。
フローリングに使われている床材は、どうしても「冷えやすい」という特徴があるので、基本的には換気をして床周辺の湿度を高くしない事が手始めの対策方法です。
次におすすめの方法は、冷たい空気と床の表面を直接触れさせないようにする事。少し厚みのある防音カーペット等は「空気を含む層」もあり、ちょうど二重窓のような効果も期待できるため手軽に床上の結露を防いでくれます。
サンゲツから販売されている防音カーペット、「サンコーラス」や「サンシンフォニー」等の製品は、比較的手頃な価格ながら高い効果が。
部屋の寸法を送る事で、そのサイズに合わせてカット済みのものを販売してくれるネットショップや、自分自身でハサミでカットする事も可能なので現実的に行いやすい対策方法でおすすめです。
