フローリングを断熱リフォームする方法とその効果・平均相場

フローリングの断熱リフォームは、床下の湿気対策が鍵となります。業者の場合、フローリング張り替えも行うことが多いようです。

photo by Kelly

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フローリングを断熱リフォームとは?

フローリングを断熱したい時には二通りの対処方法があります。ひとつはフローリングとカーペットの間に段ボールや気泡緩衝材、ウレタンマットなど市販の断熱シートを挟み込む方法です。

ホームセンターで手に入るものなので、比較的安価に寒さ対策が出来ます。もうひとつは、業者に床断熱の施工をしてもらうこと。

確かに高額にはなりますが、断熱効果を得る他にも床下の結露やシロアリ被害を防ぐこともできるので、長い目で見ればお得な選択といえます。

実際には、畳をフローリングに張り替えるタイミングなど床自体をリフォームしたい時に断熱の施工も同時に行う事例が多いようです。

フローリングの断熱リフォームの効果

フローリングの断熱リフォームは足元の保温性を高めるだけではありません。その施工の過程で次のような効果も期待できます。

まず、床下の結露を防ぐことができます。床下の土間は外気の冷たい空気と、部屋の温かい空気がぶつかる場所です。するとこの温度差から、湿気が多い空間が出来てしまうのです。

これを放っておくと土台となる木材の侵食や、カビ・ダニの発生が起こります。これを防ぐために床下に防湿シート、シロアリ予防シートを敷き詰めます。

そしてその上から断熱材を敷き詰めます。これによって外気の進入を防ぎなおかつ、内部の温度差を無くすことで床下の土台が腐らず長持ちするのです。

フローリングの断熱リフォームに必要な価格

戸建ての場合一坪あたり2万~2.5万が相場です。フローリング張り替え工事を合わせて行うなら別途坪あたり1万円から必要になります。

マンションの場合は近隣の状況やマンションの構造上、高層階には断熱材を運べないなどの問題があるためにマンションは現地調査次第で大きく値段が変動するようです。

さて、お金をどうしても掛けたくないのであればフローリングの断熱リフォームを日曜大工で済ませてしまう選択肢もあります。

床下に断熱材を敷き詰めれるならば、とりあえず即席の床下断熱はできます。この時のポイントは床下の土間に人一人分入るスペースがあること、温度差による結露を防げるかということです。

細かい方法論は割愛しますが、おおよそ業者に任せる金額の半分ほどでリフォームは可能なようです。DIYが好きな人、DIYに労力が費やせる人は検討の価値があるかもしれません。

▶関連:断熱リフォーム/断熱工事の種類と方法・それぞれ必要な費用

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