近年、高齢者の方々の割合が増え、家をバリアフリーに改装する方も増えてきましたね。
一緒に暮らす家族のためにも、誰しもが快適に暮らせる家にしたいですよね。そんな方の為に、一戸建ての家をバリアフリーにする方法と費用についてまとめました。
photo by Meredith P.
一戸建ての家はどこをバリアフリーにするべき?それぞれどんな方法でやる?
一戸建ての家をバリアフリーにする際には、大きく4つのバリアフリーにするべきポイントがあります。それは、段差、手すり、出入口、温度差です。
まず、段差については皆さんもイメージしやすいと思います。階段や部屋と部屋の境などに段差がありますが、こうした段差をなるべく低くする事が必要になります。階段に関しては段差を少なくする事が難しいので、車いすの方は階段昇降機を取り付ける方法もあります。
続いて、皆さんが恐らく最初にイメージするであろう手すりです。
高さや形、向きや左右などを考慮したうえで手すりをつけていく事で、昇降が楽になったり転倒の防止に繋がったり、家の中で動きやすくなります。家の中でも滑りやすいお風呂や、昇降が辛い階段につけることが多いでもの。
続いて、出入口です。車いすを使う際には、ある程度のスペースがないと窮屈になってしまいます。また、扉もドアだと動き回りにくく、やはり窮屈な思いをさせてしまいます。そのため、扉を引き戸にし、広いスペースを取る事がよりよいバリアフリーであると言えます。
最後は、温度差です。これは浴槽などで温かい所から急に冷たい所に入るため、脳や心臓に負担がかかってしまうのを防ぐために行うバリアフリーです。浴室内に温かくする装置を付けたり、床暖房を取り入れたり、温度差を感じにくくする工夫をする事が温度差のバリアフリーです。
この4つがバリアフリーにするべき箇所。
この内の全てが、リフォーム業者に任せる事が出来ますが、自分でもDIYで行う方法があります。段差の改善や、手すりの設置は自力でも出来るので、経験がある方や自信がある方などはやってみると良いかもしれません。
一戸建ての家をバリアフリーにした時の費用相場
この様に、一戸建てをバリアフリーにする費用は合計するとおよそ100万円程度と言われます。場合によっては200万ほどかかってしまうとも言われているので、計画的に費用を用意していく事が大切です。
バリアフリーにする事は大切ですが、バリアフリーにする際にどのような方が使うのか、どのようにすれば生活しやすいかを考えて行く事が一番大切です。
バリアフリーにしてから逆に過ごしにくくなってしまった、という事が無いように注意してバリアフリーにしていきましょう。

