近年戸数が増えているマンションですが、やはり年月が経てば劣化していくものです。
そのため、マンションにもリフォームが必要になる時があります。もしリフォームが必要になった時、検査・調査をしておくと色々なトラブルを回避する事ができます。
リフォーム検査・調査の方法とは?
リフォーム検査・調査の方法は、目視非破壊検査という方法で行われます。これは、建物や材質を破壊せずに目視によって状態を把握する行う方法です。
この検査は、リフォームの前に行うものとリフォーム中に行うものとリフォーム後の引き渡し前に行うものの3種類があります。
検査・調査は、設計図や調査書通りになっているか、床や壁の傾斜具合や構造の材質や強度が適切なものか、などリフォーム工事が適切なものかを判断するために行われます。
この検査を行う事で、行われるリフォーム工事が本当に適切なものか、余計な箇所をリフォームしていたりリフォームしなければならない箇所がされていなかったりしていないかチェックすることが出来ます。
リフォームの精度が低かった場合には、引き渡し後に多くの補修工事が必要になったり様々な交渉が必要になってしまったりするので、多少費用がかさんでもしっかりと調査・検査は行っておくべきでしょう。
リフォーム検査・調査にかかる費用は?
リフォームの検査・調査を行う際の費用は、全体で20万近くになる事が多いです。この料金は多少の面積の大きさで変化する事は無く、施工工事の規模の大きさでも変化する事はありません。
ただし、建物の材質によっては必要となる検査が変わる場合があるので、その際には料金が変化する場合があります。
例えば、木造と鉄筋コンクリート造の場合には木造よりも鉄筋コンクリート造の方が数万円ほど高くなる傾向があります。
こういった検査がここまで費用がかかるのは、チェック項目が多岐にわたるため検査の専門家がチェックを行う必要があるためです。
リフォーム検査・調査を依頼する際の注意点
マンションでのリフォームをする際には、管理組合によってリフォームについて規定や制限がかけられている場合があります。
事前に管理組合などに確認を行って制限事項を確認したり、管理規定を確認したりしてリフォーム自体に問題はないか、会社などが指定されていないか確認しましょう。
また調査・検査を行う際には設計図や調査書が必要になるので、事前に取得しておいて検査・調査を行う際にスムーズに行えるようにしておきましょう。

