室内での健康被害を引き起こすシックハウス症候群。この多くの原因が住宅に使われている建材と言われていますが、その原因となる建材とはどういったものなのでしょうか？
シックハウス症候群の原因となる事が多い建材とは？
シックハウス症候群の原因として多いのが、使っている建材が原因で室内の空気が汚染されてしまう事です。
現代は豊富な種類の建材や新素材があり便利になりましたが、同時に多くの化学物質が使われることになったためその一部が人体に悪影響をもたらしてしまっているのです。
原因となる建材として多いのが天井材、壁材、床材、塗料などの多くは仕上げに使われる建材がシックハウスの原因となる事が多いようです。
また、特殊加工された木質建材も原因となる事が多いです。合板と呼ばれるものですがこれには接着剤が大量に使われている事が多く、この接着剤が原因となっている事が多いようです。
シックハウス症候群の本当の原因とは？
シックハウス症候群は建材が原因というと少し語弊があります。正しく言うと建材に含まれていたり使われていたりする化学物質が原因とされています。
詳しい化学物質の名前は、ホルムアルデヒドやアセトアルデヒオドや揮発性有機化合物(VOC)など13種類あり、建築基準法後はこれらの使用が禁止・規制されています。
この物質以外にもダニやカビやハウスダスト、ペットの毛や煙や化学繊維など身近な多くのものがシックハウス症候群の原因に。
しかも一番厄介なことは、シックハウス症候群が引き起こされる原因は人によって異なるため原因の特定が難しいという事です。
そのため「ある症状」が起きたとしても、その原因物質が何なのかわからないので対策の仕方が人によって異なってしまいます。
シックハウスで効果的な対策方法とは？
シックハウス症候群の対策として一番効果が期待できるのは「換気をする」事です。とても簡単で誰もが思いつくものですが、一番効果が出る方法。
化学物質によって汚染された空気を外に出して空気を入れ替えれば問題ありませんし、建築基準法でも換気を促すような仕組みを住居に取り入れる事が義務付けられています。
なるべく部屋の空気が効率よく入れ替えられるように2ヵ所以上空気が出入りできる場所を確保するようにしましょう。
また、シックハウス症候群は化学物質だけでなく食品や日常生活用品、ストレスなど色々な要素から影響を受けて発症する事もあります。
化学物質に着目するだけでなく、自分の生活習慣を見直すことで症状が改善されることもあります。これはシックハウス症候群関係なく全ての事に言える事かもしれませんが、日々の生活を見直してみるのも手です。
