古くなった家の外観を、もう一度綺麗にするために行われる外壁塗装。やはり、見た目がきれいな家の方が町の景色も良くなりますし、家に帰ってきたときの気持ちが変わりますよね。
しかし、そんな外壁塗装でも雨漏りのトラブルが起きる事があります。
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塗装後の雨漏りの原因はなに?
外壁塗装を行った後に雨漏りをしてしまう箇所は、窓のサッシ周辺や外壁に固定されているネジ周辺が多いのですが、これらの多くの原因は、サッシ周りの防水テープ・防水紙の施工不備、下地や仕上げの施工不良だと言われています。
防水テープというのは、強い粘着力を持つテープで、それを貼る事で漏水を未然に防ぐことが出来るテープ。
そのため、木と金属の境目であるサッシの境目につけることが多いのですが、粘着力が弱かったり、再剥離が可能だったりするテープを使っていると効果が薄く、隙間から漏水してしまうケースもあります。
防水紙というのは、壁一面に透湿性・防水性のある紙を張り付け、強く固定させることで効果を発揮するものです。しかし、紙を張り付けても隙間があったり、固定が弱かったりすると防水効果も薄れてしまい、壁に水がしみこみやすくなってしまいます。
対策方法は?
一番の対策方法は、外壁塗装の施工を行う会社を慎重に選ぶことです。とてもシンプルですが、一番効果があります。そのため、3社以上に見積もりをして、状況の判断をしてもらい、しっかりとした施工をしてもらう事が大切です。
面倒くさいからと言って、近所の塗装会社やお付き合いのあったハウスメーカーにお任せしてしまうのはオススメしません。
自身に知識が無いことをいいことに、実際よりも高い金額で見積もられた。というケースもあるので、多様な意見を貰って正確な判断をするためにも、複数の会社から見積もりを貰いましょう。
ポイントは、それぞれどこに問題が生じているのか、どんな施工をするのか、その額は適正で余計な工事をしていないか、という所に着目する事です。知識も増えますし、判断材料が増えるので是非確認しましょう。
どれぐらいの費用がかかる?
塗装面積によって費用は変わってきますが、100平方メートルを基準とすると、およそ50万円が妥当な数字と言えます。
しかし、多くの企業がこの額よりも高い金額で見積もったり、プラスで施工をして費用を増したりする事が多いもの。
自分の施工してもらいたい内容がどのくらいの額になるか、知識が無い人の方が多いですが、多く見積もられて損をしないよう必ず複数の会社に見積もってもらって、妥当な金額で施工してもらえるようにしましょう。

