サッシからも雨漏りが発生する事があります。もし、サッシからの雨漏りを発見した時の為に、原因や対策方法をまとめました。
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サッシの雨漏りの原因はなに?
サッシの雨漏りが発生してしまう原因のほとんどは、外壁とサッシの間に隙間が生じ、そこから水が入り込んでしまう事。特に、台風などの強風を伴った雨の日にサッシからの雨漏りが発生しやすくなります。
外壁とサッシの間に隙間が生じる理由はいくつかあります。
その中でも多いのが、外壁とサッシの間を埋めているシーリング材という充填剤が劣化してしまう事によって隙間が生じるケース。長い間使っていたり、雨風が強い地域に住んでいたりすると、いつの間にか劣化していて隙間が生じていた、という事例が多いです。
また、もともと窓やサッシの取り付けが甘く、もとより隙間が生じているケースや、外壁の内側に貼られている防水テープなどが劣化している場合も。これらのパターンは、年月が少ないうちに雨漏りが発生するので、まだ気づきやすい例です。
対策方法は?
サッシの雨漏りの対策方法は、やはり「外壁専門」や「雨漏り専門」の施工業者に見てもらうのが一番良い方法。
修繕をするとなると大掛かりなものになるので、自分一人で行う事はほぼ不可能。ただし、自分で原因箇所を見つける方法や応急処置をする方法はあります。
雨漏りの原因箇所を見つける方法は、散水調査という方法が。これは雨漏り専門施工業者も、原因特定の際に行っている方法です。これは、水を流し続けて雨漏りの状態を再現するというやり方です。水道代や時間がかかりますが、目視や推測よりも確実に原因箇所を特定する事が可能。
応急処置は、コーキング材や防水テープを使用してすきま部分を塞ぐ方法です。
コーキング材や防水テープはホームセンターで売っています。もしも、業者が来るまでの応急処置として雨漏りを止めたい、という方はこの方法を試してみると良いでしょう。
どれぐらいの費用がかかる?
雨漏りの程度と修繕が必要な範囲によって費用は大きく変わります。
コーキング材補修のみで終わる場合には数万~10万程度で済みますが、もしも内部までダメージが及んでいて窓周辺の修繕が必要な場合には、100万円近くかかってしまうケースもあります。

